祖父母に聞いてもらいたい食の安全【2017】

「なぜ、若い世代はあんなに食べ物のことを気にするのか」

お孫さんを持っているおじいちゃん・おばあちゃん世代の中には困惑される方も多いのではないでしょうか。なぜ、孫におやつを与えているだけなのに嫌な顔をされるのか。

今、子どもを持つようになった、特にお母さんたちはひときわ、『食の安全』を気にしています。

なぜ気にするのかが分からないまま、分かり合えないまま、軋轢が生じるなど色々な話を聞いたり実際に見たりしています。
なぜ、そのようになるのか、その理由を是非知っていただいて、みんなで楽しく食卓を囲んでいただくきっかけになったらなと思いながら記事を書いていきたいと思います。

たかが食べ物ですが、されど食べ物です。
取り扱い方を間違えると家庭崩壊にもつながりますので、よく読んでほしいです。

 

違いを知ることが第一歩

『正義は価値観、世代は超えられない』
   (大人気漫画『ONE PIECE』より)

時代時代によって、価値観は変わり、世代によって「正しいこと」も変わります。
互いに「正しいこと」をしているのに、ズレがあるからこその衝突。

そのズレを解消するためには、互いに違うことを知って歩み寄るしかありません。
(これは、おじいちゃんおばあちゃんだけでなく、お父さん、お母さんもです)

 

食の価値観と背景

食の価値観について、もちろんみんな一緒ではないですが、ざっくりと捉えていきたいと思います。

〇戦前戦後に子どもを持たれた世代

 「食べられること自体がありがたい」

戦前戦後の食糧の十分でなかった時代を知っている世代の皆さんは、食事が取れることのありがたさを良く知っています(言葉で聞いて知っているのと、実際を知っているのは違いますから、僕が軽々しく口にできることではありませんね)

〇団塊の世代

 今ちょうどおじいちゃん・おばあちゃんの世代ですね(もっと若い方もいますが)
高度経済成長のなか、多様になる食の変化の時代を経験。イタ飯ブームもこのころ。
休日のレジャーや外食が盛んになった時代。

〇現役お父さん・お母さん世代

 飽食の時代。食事があるのが当たり前。
一方で食の安全に注目が集まる。

 

現役世代は、何を知っているのか。

知っていることが違うと自ずと判断や価値観も変わります。
次は団塊の世代と現役世代と現役世代の『情報収集の方法』の違いについてみていきます。

〇団塊の世代の情報収集の主な方法

テレビ・新聞・雑誌(書籍も一部含まれますが、質・量ともに今に及ばない)
 テレビを例に挙げると。。。
良い・悪いは置いておくとして、基本的にテレビではスポンサーがついていて、広告料で番組を作り収益を上げていました。
すると、基本的にスポンサーについて悪い情報は伏せられます(流行言葉ですが「忖度」と言うやつです)
代表的なのだと『牛乳=完全栄養食品』ですかね。
これをテレビで否定することはタブー。最近でも某女性芸能人が牛乳を否定的に発言したことが大問題になったのは記憶に新しい。

〇現役世代の主な情報集の方法

書籍・インターネット。
基本的にスポンサーなしで書いている記事が多く、かなり突っ込んだ取材・議論がなされ、また研究も進んでいます。
気にしているお母さん方からは、先程の牛乳なんかは『アレルギーやアトピーの原因」として有力視されており、できれば避けておきたい食品の一つです。牛乳についての僕の考え方はコチラ→【みんな気になる】牛乳のお話

ただ、ひとつ注意したいのが、中には、いやその多くは過剰な煽り記事であり、お父さん・お母さんたちを異常に過敏にさせている部分も否めません。
なぜなら書籍は基本的に過激な書き方をした方がよく売れます。
例:『子どもに食べさせたくない10の食品』
そして、ネットの記事もアクセス数が伸びた方が収益が伸びるビジネスモデルなので、これも煽り記事が多いのが実情です。

 

僕が子どもに与えて欲しくない食品TOP3

さて、それらを踏まえて、調理師であり、飲食・食品業界に携わり、子育て現役世代である僕としては、とりあえず気を付けて子どもに与えて欲しくない食品達がこちらです。

1位 清涼飲料水

これは一般的にジュースとして売られているものですね。
これの何がいけないかと言いますと、甘味の元であるブドウ糖果糖液糖です。
これはブドウって書いていますがブドウではなく、原料のほとんどが遺伝子組み換えのトウモロコシでできています。
遺伝子組み換え作物の危険性はいろいろな所で言われてますし、ヨーロッパでは遺伝子組み換え作物の輸入が制限されているところが増えています。

発がん性なども挙げられていますがそれは置いといて、ブドウ果糖液糖は分解無しでもそのまま吸収されるので、血糖値を急激に上げその後急激に下げるという事の方が問題です
この血糖値の急上昇は、血流の乱れにもつながり、脳へのダメージが大きく、まぁ、平たく言うとキレやすくバカな子どもになるという事です。

500mlペットボトル一本に含まれる糖分は砂糖に直すと約55gですが、それが一気に小さな子どもの脳に行くことを考えれば、影響は予想がつくのではないでしょうか。

 ちなみに現在のアルツハイマーの原因の主流は糖分の摂り過ぎと言われています
若年性アルツハイマーが増えている原因とももいわれており、問題になっています。

でも、スポンサーの問題でテレビでは放送される内容ではありません
今アメリカで若年性アルツハイマーが急激に増えていますが、あれはジュースとバケツアイスの食べ過ぎとは無関係ではないでしょう(ブドウ糖果糖液糖、異性果糖、コーンシロップはアイスやお菓子にも使用されている)

注意点:ノンカロリーの人工甘味料の入ったジュースはもっとタチが悪いので避けてください。

対処法

ジュースを与えるのであれば、せめて国産の果汁100%。
糖分を抑えるのであれば、炭酸で割ってシュワシュワ一緒に飲むのを楽しんであげましょう。
もっと言えば、炭酸にレモンの果汁を香りづけに落としたりしただけのものや、お茶にしてもらえるとお母さん方は安心です。

もし、どうしても与えたいけど、既製品のジュースしかないなら、コップに入れて水や炭酸水で割って与えてください。

2位 ホイップクリーム

既製品のお菓子全般に言えることではありますが、安いケーキのホイップクリームは「添加物の塊」と言ってもいいものです。
質の悪い植物油脂を水素を添加して無理やり固体化させて添加物でそれっぽくしてあります。
(プロから見ても最近の加工技術は本当にすごいです。それだけに材料の質が心配になります)
動脈硬化などの危険性のあるトランス脂肪酸もたっぷり入っています。

対処法

お菓子全般は、買うなら大手ではない、個人でされているお菓子屋さんで買ってあげてください。
ホイップは生クリームでできていますし、ケーキ以外にもクッキーなど焼き菓子も売っています。小麦粉自体も既製品のお菓子よりよっぽどいいものを使っているでしょう。

3位 ポテトチップ

材料の質もさることながら、化学調味料の多さと強さが問題です。
味覚を感じる味蕾が一番多いのが子どものうちです。
また、味覚を形成するのは8歳くらいまでと言われているので、味の強い化学調味料はなるべく避けていきたいところです。

対処法

食べない。
又は、お芋さんフライにして塩かけていただきましょう♪

 

食で家庭が壊れる

さて、色々書きましたが、これまでは序盤です。
ここからは、半分は警告の意味も込めて書きますね。
じっくり読んでいただきたいです。

現役世代は「子どもを守りたい」だけ。
おじいちゃん・おばちゃん世代は「子どもを喜ばせたい」だけ。
ですが互いの理解不足が家庭を壊すこともあることを知っていいただきたいです。

別居の場合・同居の場合、2パターンに分けてみていきたいと思います。
(もちろん基準を完全に一致できるのであれば一番ですが実際はないですね)

別居の場合

これは比較的簡単です。

  【現役世代に向けて】

自宅にいるうちは、子どもたちは両親の選び・作った食べ物を食べます。
それが食のベースになりますので、数食普段と違うくらいのことは、気にしないでおきましょう。
おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に食卓を囲むのですから、まずみんなで楽しく食事をすることを優先しましょう。(食卓における社会性を育むことを重視)
これは、現役世代の歩み寄りが必要ですね。

【おじいちゃん・おばあちゃんに向けて】

食事は上に書いた通り、折角ですからみんなで目いっぱい楽しみましょう。

ですが、お菓子については、TOP3のことは気を付けてあげてください。
なかなか現役世代も気になるけど目上の方には言いづらいものです。
そうなると結果、足が遠のき孫に会える回数が減ることになるでしょう。

同居の場合

問題なのが同居の場合です。
基準をなるべく一致させるのがベストですが、なかなか難しいはずです。
そうなると、どうしても必要なのが話し合いです。

【現役世代に向けて】

全部一致が望ましいですが、なかなか難しいのが現実でしょう。
話をしながら書き出して、優先順位をつけて線引きを一緒にしましょう。
たまにそこを外れることもあるかもしれませんが、基礎部分をしっかりするようにすれば、大きな問題にはならないはずです。

それと、買い物は自分たちでするようにしましょう。そうすれば心配は最小限にできるはずですから。

【おじいちゃん・おばあちゃんに向けて】

お菓子については同様ですので、是非お願いしたいところです。

それともう一つ、食べ物をどうするか、話し合いをするときは、人生の先輩として現役世代の話を引き出してあげてください。
どうしても現役世代から言い出すと、注文を付けているようになりお互い気持ちいいものではありませんから、あれはどうなの?と情報を引き出してあげてください。
そして、一緒に孫たちやその先の世代の為にどうするのがいいか、優先順位とその線引きを一緒にしてあげてください。

特に、お孫さんにアレルギーがある場合は、「こんなくらいならいいかな」っていうのは厳禁です。
実際に「これくらいでいいかな?」で祖父母が与えた食事で死亡事故も起きています。それくらい大変なことなんです!

きっとお母さん方も伝えにくいと思うので、お医者さんに一緒について行って教えてもらってください

全然話が一致しない時

もちろん、現役世代がこだわりすぎて、おじいちゃん・おばあちゃんが生活するのに窮屈になるのは、エゴと言えますが、逆になにも歩み寄りができない時は、素直に別居するのをオススメします。

たかが食事、されど食事です。
日々のことですから不満は積み重なります。

しかし、もおじいちゃん・おばあちゃんは現役世代にとっては両親であり義理の両親。
変わろうとしないものを変えようというのは、難しく、また関係がこじれる原因になります。

(離婚する場合親権は母親が取ることが多いですが)今は女性も仕事を持っていることが多いですから、こじれれば離婚に進むことも十分にありますし、実際そういう家族を見てきました。

であるならば、素直に別居するようにして、一緒に食事をするときは目一杯楽しむ。

それくらい割り切るくらいでもいいのではないでしょうか?

なかなか一筋縄ではいかないことだと思いますが、是非食卓はみんなで笑顔で囲みましょう♪

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