一汁三菜という困った呪縛  もっとちゃんと手抜きしましょう♪

今日も楽しくお料理できてますか?
和食の基本は「一汁三菜」。。。?

日本で暮らしていたら誰でも聞いたことのあるフレーズですよね。
今日はこの「一汁三菜」について。

「一汁三菜」は書いて字のごとく、一つの汁物と主菜、二つの副菜で構成された献立の形をいいます。
和食の献立の基本として、いろいろな所で聞きますが、自分はどうも違和感を感じるんですね。

率直に言って僕は「おかずそんなに作らなくてもいいんじゃない?」って思うんです。

どういうことか、順々に見ていきたいと思います。

まず「一汁三菜」って言葉はどこから来ているんでしょうか。

古くは本膳料理という、武家の宴の席での形式のことを指しています(ほかにも二汁五菜などあり)
つまり、「一汁三菜」という献立の立て方はあくまで「ハレの日」のものでした。
そして通常の食事は武家でも一汁一菜一香(漬物など)が基本でした。

詳細は省きますが、現在は「一汁三菜」という言葉だけが「和食の献立」のあくまでイメージとして定着していきました。
(由来は抜きでそれが当たり前っていうイメージだけが定着しているのが一番困ったところです)
追い打ちになったのは、ユネスコ無形文化遺産の「和食」の登録の時に「一汁三菜」が載ったことにあります。

まぁ、確かに伝統的な食事形式なので間違っていないのですが、それを家庭でも普及しましょうみたいな変な流れがありますね。
そのあたりの経緯はコチラ「一汁一菜」

一汁三菜って、実際毎日となると大変ですよね?
料理人から見ても結構大変です(笑)
だって仮に夕食だけでも一汁三菜でやると、単純計算で一週間で21種類のおかずと7種類のスープをつくるんですよ!?
しかも、「毎日違う料理を出すのがいい奥さんだ」(料理する男性もいますがここはあくまで女性がメインといいうことで)みたいなイメージ(脅迫観念?男側が思い込んでることも多くそれが余計ややこしい)から手を変え品をかえ。。。エライ大変ですって(-“-)

しかも困ったことに、6割以上の女性が家庭で料理を教えてもらっていないから、全部自己流になっちゃって、「こうしなきゃいけない」っていうイメージに振り回されていく人が多いんじゃないでしょうか。事実そういう声はよく聞きます。

 

しかも、レシピサイトやデキル主婦さんのSNSの素敵な投稿が「やらなきゃ」の不安をあおる。
(投稿へのコメントで、うちはだめだなーみたいなの結構見ますよね(-“-)
全員がじゃないですが、料理研究家さんたちもイメージ定着の一翼を担っていると思います。
多彩なレシピ、素敵なテーブルコーディネート。。。それを素敵に切り取るカメラマン(笑)
(料理研究家さんが悪いというのではなくて。。。目線や方向性の違いから来るものです。まぁ実際豪華な方が人気出ますからね。このことはまた別投稿で)

つまり何が言いたいかというと、「料理人から見ても品数が多いのが当たり前」になってしまっているってことです(頑張って作っているのが悪いんじゃなくて、もっと力抜いてもいいんですよーって意味です)

それじゃあどんな風に献立を作って行けばいいんでしょうか。
僕は家庭料理はまず「一汁一菜」を基本と推奨しています。
特に初心者は作ること自体に慣れていないので、レシピなどで手順を追って「一汁一菜」をきちんと作るようにしましょう。
アレコレ作ると初めてで緊張するし、すると失敗しやすくなり、やる気も減退しちゃいます。

まずは、お味噌汁とメイン一品をちゃんと作る。それに一香、お漬物などご飯の友を持ってくる。
(もしもう少しおかずが欲しい場合は、気にせず惣菜を買っちゃいましょう)
慣れたら作り置きのできる副菜を加えて「一汁二菜」に。
これなら献立に困るのも少なくなるんじゃないでしょうか?

ちなみに、アメリカのマクガバンレポートという健康に関する調査では人類に栄養的に一番適した食事は日本の室町時代の食事だったそうです。
今みたいに、あれもこれもという豪華なものではなく、雑穀野菜中心な質素なつくりの「一汁一菜」だといわれています。
適度な大きさの器で、ミネラル豊富な雑穀を取り入れていけば、めんどくさい栄養価の計算などなくても健康な食生活ができるからだそうです。
現代の「一汁三菜」は現代風にアレンジしたものともいわれますが、これには栄養学が関係してきます。このあたりはまた別で。

僕は料理人として声を大にして言いたい!
「家庭料理はもっと手抜きしてもいいんです」

そして、ハレの日はレストランでハレの食事を楽しみましょう♪
その方が特別な日がより特別な日に、日常はもっと気軽になりますよ(>_<)

 

一汁三菜という困った呪縛  もっとちゃんと手抜きしましょう♪” への1件のコメント

  1. […] 一汁三菜・・・でも書いていますが、まずきちんとレシピに沿って、お汁と主菜を一品。 […]

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